東和コーポがアウトドアグローブ開発 宇宙で使われる高機能素材で

2023年03月28日

ゴムタイムス社

 東和コーポレーションは3月24日、宇宙開発の保護服でも使用している高機能素材を採用した焚き火手袋「煌(きらめき)」を開発し、同日より応援購入サービス「マクアケ」にて注文受付を開始すると発表した。
 煌は、究極の高強度・耐熱性・難燃性を実現させる2つの高機能素材を採用している焚き火手袋。宇宙計画の保護服やスペースシャトルの胴体に用いており、高い耐熱性、難燃性を備えるメタ系アラミド繊維と、高速走行時の安定性を確保するタイヤコードや、耐震補強シートなどに用い、高強度、耐切創性、耐熱性を備えるパラ系アラミド繊維を組み合わせた生地を採用することで、究極の高強度・耐熱性・難燃性を実現した。
 機能性を兼ねたデザインにもこだわっており、手を握る、開く、動かす、つまむ等の動作を、グローブをつけたままでも作業性を損なわないよう、ストレッチ性やフィット感はもちろん、素材の配置や縫製糸の方向までもこだわった。手首まで防護する長めの袖口は、折り返してボタンで留めることで短く使用することも可能。また、あらゆる方の手にフィットするように S~XLの4サイズを用意している。
 煌を通じてキャンプを思いっきり楽しんでほしいという、「心躍る」をコンセプトに誕生したブランド「AND PLAY」(アンドプレイ)は、手袋メーカーとして培ってきた安全はそのままに、これまでにない新しい価値を届けたい、という作り手の思いから立ち上げたブランド。そしてアンドプレイの第一弾である「煌」は、手袋メーカーとしての技術に創造と遊び心を加えて、ユーザーの心が躍り出すような新しい手袋になっている。
 着けると気持ちがワクワクする、アクティブに動き出したくなる、新しいことに挑戦したくなる、心躍るような、毎日をもっと煌めかせる手袋になってほしいとの思いを込めて誕生した。
 同社は、1947年の創業から今日にいたるまで、様々な作業現場で手の安全を護る手袋を開発し続けている。しかし、同社の手袋をアウトドア専門店に取り扱ってもらう話をした時の言葉は「もっとこだわった手袋を作れないか」だった。
 同社の生産体制は大量の製品を効率的に作り、コストを抑え少しでも多くのユーザーに製品を届けることが重視している。そんな中でも、コストや効率より、こだわりを全て詰め込んだ手袋を作り、ユーザーにアウトドア活動を思いっきり楽しんでもらいたい、このプロジェクトは、そんな作り手の熱い思いから立ち上がった。
 プロジェクト名 は、「職人たちの手を護り続けてきたメーカーがつくり上げる「超タフ」なアウトドア用手袋」で、クラウドファンディング実施期間は2023年3月24日~4月24 日まで。受付窓口は、アタラシイものや体験の応援購入サービス「マクアケ」で、目標金額 30万円、返礼品は、開発商品の手袋となる。各商品は限定生産とし、販売数が上限に達した時点で販売終了となる。
 同社の作業用手袋は、世界中で農林水産業、各種製造業、運送業など様々な事業現場から家庭まで、幅広く「手」を使う仕事を支えている。これからも工場向け、農業・水産業向け、園芸向けなどの手袋をはじめとして、安全性の向上や、作業効率の向上を願い、ユーザーの困りごとを解決できるような良い製品を提供していく。

焚き火手袋「煌」

焚き火手袋「煌」

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