エボニック、新プラント建設 フュームドアルミナ製造

2023年03月06日

ゴムタイムス社

 エボニック インダストリーズは3月2日、グループ会社である日本アエロジルの四日市工場敷地内にフュームドアルミナを製造する新プラントを建設すると発表した。

 同社はアジア初のフュームドアルミナ製造プラントとして、電気自動車に使用されるリチウムイオン電池向けのソリューションを提供する。

 数十億円規模の投資による新プラントは、2023年夏に着工を予定している。また、操業開始は2025年を目指しており、地元地域の雇用も創出する。これにあたり、日本アエロジルは、三重県を立会人とし、四日市市と企業立地協定を締結した。

 同社の戦略的変革は、グリーン成長への投資と、サステナビリティをイノベーションの中核にすることを目標としている。同社は、2030年までにNext Generation Solutions(次世代ソリューション)に30億ユーロ以上を投資することを目指している。同社スマートマテリアルズ部門の責任者であるローレン・ケルセン氏は、「スマートマテリアルズ部門が提供する電気自動車向けバッテリーテクノロジーのソリューションが、その戦略の1つとなる。本投資により、エボニックは、より持続可能で革新性の高いソリューションを提供し、アジアのバッテリー業界の成長とお客様をサポートする」と述べている。

 

日本アエロジル四日市工場

日本アエロジル四日市工場

 

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