機能材料は増収増益 信越化学の4~12月期

2023年01月31日

ゴムタイムス社

 信越化学工業の23年3月期第3四半期連結決算は、売上高が2兆1632億3700万円で前年同期比45・8%増、営業利益は8082億2700万円で同68・3%増、経常利益は8242億1700万円で同68・1%増、四半期純利益は5785億1900万円で同63・8%増となった。

 生活環境基盤材料事業の売上高は1兆88億円で同69・3%増、営業利益は4394億円で前年の2・1倍となった。塩化ビニルに関しては、世界的な景気後退の様相が市況に表れたが、2022年末に市況は概ね底打ちした。その一方で、か性ソーダ市況は底堅さを維持した。
 電子材料事業の売上高は6725億円で前年同期比30・1%増、営業利益は2433億円で同32・3%増となった。半導体市場は昨年の秋以降調整局面に入ったが、当該期にあってはシリコンウエハー、フォトレジスト、マスクブランクス等の半導体材料をほぼ計画通り出荷した。希土類磁石もデータセンター投資の調整の影響が見られたが、他市場向けの出荷で補った。
 シリコーン事業が含まれる機能材料事業の売上高は3841億円で同32・8%増、営業利益は1061億円で55・4%増となった。一部の製品群で在庫調整があったが、機能性の高い製品群で補い、収益性の維持を図った。
 加工・商事・技術サービス事業の売上高は977億円で同19・4%増、営業利益は209億円で同27・8%増となった。半導体ウエハー関連容器は300mm 用を中心に販売好調で、自動車用入力デバイスも販売が伸びた。食品包装用塩ビラッピングフィルムや建設材料など塩ビ関連製品は、改定価格の浸透により販売が伸びた。

 23年3月期通期業績予想は直近に公表されている数値を修正し、売上高は2兆7800億円で前期比34・0%増、営業利益は9950億円で同47・1 %増、経常利益は1兆200億円で同46・9%増、当期純利益は7080億円で同41・6%増を見込んでいる。

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー