住友ゴム、制震ダンパー 書寫山圓教寺法華堂に設置  

2022年12月21日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は12月16日、書寫山圓教寺(兵庫県姫路市)の法華堂に設置された同社の制震ダンパー「MIRAIE(ミライエ)の導入工事を報道陣に公開した。
 制震ダンパー「MIRAIE(ミライエ)」は2012年3月に住宅向けの制震ダンパーとして発売を開始し、2022年で10周年を迎えた。今回はミライエ発売10周年の記念事業「歴史的建造物を地震から守るプロジェクト」の第1弾として書寫山圓教寺の法華堂へミライエの設置を決定した。
 冒頭、同社ハイブリッド事業本部松本達治副本部長がミライエの特徴や今回のプロジェクトにおける考え方を説明した。

 ミライエは住友ゴム独自の制震技術を用いて開発した「高減衰ゴム」を使用することで、建物の揺れ幅を最大95%低減する制震ダンパー。高い耐久性(90年間メンテナンスフリー)を誇る上、特別な工具も必要なく、簡単な作業で設置することができる。こうした特徴が評判を集め、2012年3月の発売開始以降、ミライエの販売は好調に推移している。「現時点で7万7000棟の戸建て住宅にミライエが採用されている。また、国内やアジアの超高層ビルに使われているほか、国内にある斜張橋の

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