営業減益企業目立つ プラ機械6社の4~9月期

2022年11月21日

ゴムタイムス社

 プラスチック機械大手6社の23年3月期4~9月期決算が出揃った。(日精エー・エス・ビー機械は22年9月期決算、住友重機械工業は22年12月期決算)。
◆日精樹脂工業
 売上高が249億7700万円で前年同期比20・0%増、営業利益は16億100万円で同30・9%増、経常利益は17億700万円で同42・4%増、四半期純利益は12億5900万円で同20・5%減。主力の射出成形機の需要が堅調に推移した。日本は売上高が77億1100万円で同7・0%増、セグメント利益は17億3400万円で同187・2%増となった。自動車関連および工業部品関連からの需要が堅調だった。 欧米地域は売上高が120億7100万円で同70・0%増、セグメント利益は3億7500万円で同56・0%増。アジア地域は売上高(外部売上高)が51億9400万円で同20・2%減、セグメント利益は7000万円で同79・3%減となった。
◆日精エー・エス・ビー機械
 売上高は302億7700万円で前期比15・6%減、営業利益は55億5600万円で同36・4%減、経常利益は89億2700万円で同6・8%減、当期純利益は61億3000万円で同8・2%減となった。売上高は前期の過去最高売上の反動により減収。利益は主に減収による影響で減益だった。
 米州の売上高は104億5400万円で前期比11・9減となった。セグメント利益も11億3100万円で同42・4%減となった。
 欧州の売上高は53億5600万円で同27・5%減となった。セグメント利益も4億8200万円同50・8%減益となった。コロナ禍からの経済活動
 南・西アジアの売上高は95億1700万円で同10・1%減、セグメント利益も9億4700万円で同42・7%減となった。
 東アジアの売上高は49億4800万円で同17・8%減、セグメント利益も58億900万円で同24・4%減となった。
 ◆カワタ
 売上高が78億4300万円で同7・2%減、営業損失が3800万円(前年同期は2億8900万円の利益)、経常利益が1億8500万円で同41・1%減、四半期純損失が3100万円(前年同期は1億5900万円の利益)となった。
 日本の売上高は55億9600万円で同10・0%増、営業利益は2億1400万円で同19・4%減。日用雑貨や容器・物流関連、新素材・食品シート関連を中心とした受注は堅調。電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池関連の受注が堅調に推移した。ただ、販管費及び一般管理費の増加を吸収するまでには至らず減益となった。
 ◆ユーシン精機
 売上高が103億5500万円で同6・5%増、営業利益は10億7800万円で同20・1%減、経常利益は12億5100万円で同11・9%減、純利益は8億8400万円で同14・1%減となった。
 中国での取出ロボットの販売が減少した一方で、日本と北米での販売が増加した。原材料価格の高騰に伴う売上総利益率の悪化に加えて、人材投資に伴う人件費の増加および海上輸送運賃の高騰が影響した。
 ◆住友重機械工業
 プラスチック加工機械事業が含まれるインダストリアルマシナリー部門の売上高は1523億円で同15%増、営業利益は134億円で同34%増。プラスチック加工機械事業はコロナ禍からの回復で好調であった中国や欧州の需要が落ち着いたことから、受注、売上、営業利益ともに減少した。
 ◆日本製鋼所
 樹脂製造・加工機及び成形機が含まれる産業機械事業の売上高は879億3400万円で同17・5%増、営業利益は66億2200万円で同18・6%減。売上高は樹脂製造・加工機械が伸長したほか、成形機も前年同期を上回る水準を確保したことから増収。営業利益は半導体をはじめとする部品価格や輸送費等の高騰への対策として取り組む代価改善活動の効果が着実に出始めているものの、価格高騰による影響が上回り減益となった。

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