川崎工場でエネルギー転換 日本ゼオン、CO2大幅削減

2022年08月02日

ゴムタイムス社

 日本ゼオンは8月1日、同日より川崎工場(神奈川県川崎市)にて、東京ガスのカーボンニュートラル都市ガスを導入するとともに、カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンスに加盟したと発表した。

 今回のエネルギー転換により、川崎工場でのCO2排出量は2019年との比較で年間約4万tの削減が見込まれており、エネルギー転換済みの事業所との総計では、全社で年間約12万tのCO2削減効果が得られる見込みとなった。

 同社では、2021年度よりスタートした中期経営計画の全社戦略として「カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーを実現する『ものづくり』への転換を推進する」を掲げ、2030年の目標としてCO2排出量50%削減の実現を目指している。その重要な施策のひとつがエネルギー転換であり、2022年4月より複数の国内生産拠点において、再生可能エネルギーや証書付の燃料への転換を進めてきた。川崎工場では、エネルギーの生成元であるボイラー燃料の都市ガスをすべてカーボンニュートラル都市ガスに切り替えることで、CO2排出量を大幅に削減できる見込みとなっている。

 同社は、引き続き安定・安全操業に努めながらカーボンニュートラルに対して積極的に取り組み、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々の暮らし」に貢献していくとしている。

 

カーボンニュートラルLNG認証ロゴマーク

カーボンニュートラルLNG認証ロゴマーク

 

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー