ゴム・樹脂手袋特集 三興化学工業 美和工場で手術用手袋の生産を再開 エレテックスシリーズは好調維持

2022年04月26日

ゴムタイムス社

 手術用手袋や工業用手袋メーカーの三興化学工業(広島県大竹市、縄田正一社長)の21年度業績は減収減益の見込みとなった。コロナ感染拡大をきっかけに、20年度はニトリルゴム製の使い切り(ディスポ)手袋の需給バランスが崩れ、販売価格が高騰し、20年度は好業績となった。一方、21年度は原材料価格が急騰し、「ディスポは一時期逆ザヤで販売せざるを得なくなり、大きく影響を受けたが、21年度売上はコロナ前の19年度を上回る見込み」(同社)としている。

 商品別では、コロナ禍で医療機関の多くが急を要する手術を控えたり、延期

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