三洋化成工業は１月17日、ダイバーシティ、エクイティ＆インクルージョン推進の一環として、ファザーリング・ジャパンが設立する「イクボス企業同盟」に加盟したと発表した。同日、調印式及びグループの役員向け講演会を実施した。
同社では、従業員一人ひとりが高いモチベーションのもと、常に新しいことに挑戦し、「ワクワクする会社」を作り上げることで、さらなる企業価値の向上を目指している。そのため、これまで築き上げてきた土台を基礎として、すべての従業員が自分らしさを大切にしながら、安心して働きやすい企業を目指し、働き方改革や、すべての人権や多様な価値観を尊重して受け入れ活躍してもらう職場環境の実現に向けたＤＥＩの取り組みを進めている。
その一環として、同社はワーク・ライフ・バランスに配慮した働きやすい職場環境づくりを行い、仕事と育児・介護等の両立支援（プラチナくるみん取得、男性の育休取得推進（男性の育休取得率、働き方の見直しなどに数年前から取り組んできた。今回の加盟を機に、ＤＥＩの推進をさらに加速し、企業価値向上につなげていくとしている。
「イクボス」とは、職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランス（仕事と生活の両立）を考え、部下のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司（経営者・管理職）のことをさす。
「イクボス企業同盟」とは、「イクボス」の必要性を認識し、積極的に自社の管理職の意識改革を行って、新しい時代の理想の上司（イクボス）を育てていこうとする企業のネットワークをさす。①ダイバーシティ経営の推進を行っている、これから行おうとしている、②管理職の意識や働き方改革を模索している、③経営トップがそのことに理解があり、経営戦略としてコミットしている、の３つの要件を満たした企業が加盟できる。
調印式の様子
