TPE特集クレイトンポリマージャパン 仏社サステナビリティで評価 最高ランク「プラチナ」を獲得

2022年01月18日

ゴムタイムス社

 クレイトンポリマージャパン(東京都港区、石井智憲取締役・統括ディレクター)はスチレンブロック共重合体(SBC)の世界的大手メーカーである米クレイトンコーポレーションの日本法人だ。現在、クレイトングループ全体の戦略では、イノベーションとサステナビリティのテーマを掲げ、実行している。

 サステナビティの観点から、21年に仏・エコバディス社のサステナビリティ調査において、同グループは「プラチナ」評価を獲得。エコバディス社は世界160カ国、200業種に及ぶ約8万5000の企業を対象に「環境」「労働と人権」「倫理」「持続可能な資材調達」の4分野における企業の方針・施策・実績について「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の順に評価を行っている。同グループは2018年に「ブロンズ」評価から始まり、21年に最高ランク「プラチナ」評価を得た。ちなみに、「プラチナ」対象企業全体の上位1%の水準に相当する企業が認定されるもの。

 今回の評価について、石井取締役は「材料選定の段階で、素材を選ぶ企業様やサプライヤー様はサスティナビリティやSDGsの観点を重要視している。プラチナ評価をいただいたことで、安心してお客様に弊社を選んでもらえることに繋がっていけばいい」と述べている。またサステナビティの取り組みでは、ドイツではすでにバイオベースのポリマーの研究開発も進めているほか、リサイクル向けに特化した改質剤「CirKular+」は、「Plastics Recycling Awards Europe 2021」のファイナリストに選ばれた。

 イノベーションの観点では、同社は技術開発を常に進めている。

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