TPE特集三菱ケミカル TPO需要好調さが続く CASE対応で軽量化目指す

2022年01月06日

ゴムタイムス社

 三菱ケミカルのパフォーマンスポリマーズセクター機能性樹脂ユニットが扱うTPEは、スチレン系、オレフィン系、ポリエステル系、塩ビ系、ポリウレタン系など幅広いタイプがある。
 上半期の需要動向を振り返ると、「自動車需要は昨秋頃から急回復したものの、足元の自動車メーカーの減産計画を受けている。ただ、堅調な医療や包材の需要の動きは良く、事業ポートフォリオの最適化が上手くマッチした上半期だった」(烏星良次機能性樹脂ユニットビジネス1セクションリーダー)。
 製品別では、自動車需要に大きく紐づいているオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)のエアバッグカバー用エラストマー「サーモラン」とオレフィン系動的架橋エラストマー(TPV)「トレックスプレーン」は、前期の下半期から販売が好調だった。その好調さが続き、供給が追い付かないほどタイトな状況が続いた。

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