利益はいずれも過去最高に 横浜ゴムの1~9月期

2021年11月15日

ゴムタイムス社

横浜ゴムの2021年12月期第3四半期連結決算は、売上収益がで4604億5500万円で前年同期比22・3%増、事業利益は371億2100万円で同316・5%増、営業利益は593億2600万円で同600・9%増、四半期利益は434億7900万円で同904・2%増となった。利益はいずれも過去最高となり、売上収益は第3四半期(7~9月)はコロナ拡大前の2019年を上回り、過去最高を達成した。
 セグメント別にみると、タイヤの売上収益は3173億5900万円で同19・2%増、事業利益は221億4000万円(前年同期5億1100万円の利益)となった。
 新車用タイヤは、世界的な半導体不足などの影響で、国内、北米、中国などにおける生産調整の影響を受けたが、全体では前年同期を上回った。
 市販用タイヤは、積極的にグローバル・フラッグシップブランドのアドバンシリーズやSUV・ピックアップトラック用タイヤブランドのジオランダーシリーズ、乗用車用スタッドレスタイヤ
ブランドのアイスガードシリーズなどの高付加価値商品の拡販や、旺盛な需要への生産対応に努めた。さらに国際物流におけるコンテナ不足や輸送遅延に対し必要な対策を迅速に講じ、北米、欧州での販売を伸ばした。インドなどアジア地域での販売も伸ばし、売上収益は前年同期を上回った。
 MB(マルチプル・ビジネス)の売上収益は596億9200万円で同4・2%増、事業利益は26億4900万円で同24・3%増。なお、非継続事業のハマタイト事業は売上収益は145億1000万円、事業利益は7億500万円となった。
 ホース配管事業は、市況の回復で建機向けホース販売が好調となり、売上収益は前年同期を上回った。工業資材事業は、コンベヤベルトの国内販売は好調だったのに対し、海洋商品での大型補用品プロジェクトの延期などで売上収益は前年同期を下回った。航空部品事業では、民間航空機向けの需要減退の影響が大きく、売上収益は前年同期を下回った。
 ATG(アライアンスタイヤグループ)の売上収益は767億1600万円で同61・9%増、事業利益は111億9400万円で同79・6%増となった。農業機械用・産業車両用タイヤをはじめとするオフハイウェイタイヤはともに好調で、売上収益、事業利益は前年同期を上回り、過去最高となった。
 2021年度通期の業績予想は8月公表値を上方修正し、売上収益は6550億円(前回予想から変更なし)、事業利益は525億円(前回予想比1・9%増)、営業利益は745億円(同1・4%増)、当期利益は580億円(同0・9%増)を見込んでいる。

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