米州好調で大幅増収増益 ブリヂストンの1~9月期

2021年11月12日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンの21年12月期第3四半期連結決算は、売上収益が2兆4017億5800万円で前期比19・8%増、調整後営業利益は2779億2200万円で同168・0%増、営業利益は2657億7100万円(前年同期は225億4700万円の利益)、四半期利益は1929億400万円(前年同期は400億2600万円の損失)となった。
 第3四半期累計は半導体不足影響で新車用タイヤの販売が減速したものの、プレミアム領域での補修用タイヤの販売が好調に推移し、対前年比で大幅な増収増益となった。トラック・バス用も北米を中心に販売が堅調。鉱山用タイヤ・建設用タイヤは回復基調に入っている。また、原材料高騰の影響は、売値/MiXの改善でカバーしたほか、経費・コスト構造改革効果も寄与し、第3四半期の粗利/調整後営業利益率は第2四半期からさらに向上した。
 21年12月期第3四半期累計のタイヤ販売本数は、乗用車用(PSR/LTR)はグローバルでは前年比12%増。新車用のグローバルは同11%増、補修用のグローバルは同13%増となった。地域別では、新車用は日本と欧州が同1%増となったのに対し、北米は同15%増となった。補修用では欧州が同5%増、日本が同12%増、北米が同12%増となった。
 トラックバス用のグローバルは同18%増で、新車用のグローバルは同34%増、補修用のグローバルは同13%増となった。地域別では補修用の北米は同17%増となり、コロナ前の19年比でも上回る販売本数となった。建設・鉱山車両用は超大型が同8%増、大型が同34%増、中小型が同27%増、18インチ以上の乗用車用はグローバルで同25%増となった。
 調整後営業利益の増減要因は、数量が870億円、加工費が870億円、売値が420億円、MIXが240億円、その他が332億円、為替が120億円の増益要因となった。一方、原材料が520億円、営業費が500億円、南米通貨が90億円の減益要因となり、合計で2779億円の増益となっている。
 地域別では、日本の売上収益は6831億円で同11・4%増、調整後営業利益は549億円で同50・0%増、米州の売上収益は1兆468億円で同23・2%増、調整後営業利益は1474億円で同124・7%増、欧州・ロシア・中近東・インド・アフリカの売上収益は5075億円で同28・6%増、調整後営業利益は324億円(前年同期は126億円の損失)、中国・アジア・大洋州の売上収益は2762億円で同18・7%増、調整後営業利益は321億円で同98・1%増となった。
 21年12月期通期業績予想の変更はなく、売上収益は3兆3200億円で同18・3%増、調整後営業利益は3600億円で同84・7%増、当期利益は3250億円(前年同期は233億円の損失)を見込んでいる。

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