GPSNRの取り組み広がる WWFジャパン、創立50周年

2021年10月28日

ゴムタイムス社

 今年9月22日に創立50周年を迎えた公益財団法人、世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)。昨年7月、WWFジャパンの事務局長に就任した東梅貞義氏にWWFの活動や18年に発足した天然ゴムの持続可能な生産と利用のための新たなグローバルプラットフォーム「GPSNR」の現状などを聞いた。
 WWFは約100ヵ国で活動する環境保全団体で、WWFジャパンは世界で16番目のWWFとして東京で設立された。WWFの活動は、人が自然と調和して生きることができる未来を築くために、科学的な知見に基づいて、①地球温暖化を防ぐ、②持続可能(サステナブル)な社会を創る、③野生生物を守る、④森や海を守る、の4つのテーマを柱に活動している。
 WWFが今年1月発表した、世界の森林の現状をまとめた報告書「森林破壊の最前線」によると、2004年~2017年までの間、世界24カ所の「森林破壊の最前線」で4300万ヘクタール以上の森林、日本の1・2倍に相当する森が消失したことが判明した。世界24ヵ所の森林に日本は含まれていないが、世界の森林減少の原因とされる多くの産品を日本が輸入。今年7月にWWFとBCGが共同で発表した報告書「森林減少と森林転換ゼロサプライチェーン」では、森林減

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