豊田合成、30年まで5割減 廃棄物低減中期目標を設定

2021年08月24日

ゴムタイムス社

 豊田合成は8月19日、同社がカーボンニュートラルに向けた活動の一環として廃棄物の低減に取り組んでおり、2030年までに50%低減(2012年度比)する中期目標を新たに設定したと発表した。

 同社の森町工場(静岡県周智郡)では、2021年4月に各種ウェザストリップ製品のリサイクル工程を専用棟に集約、生産時に発生する廃棄ゴムを原材料に戻して再利用する取り組みを強化している。リサイクル工程では、同社の独自技術を活かし、ゴムに弾性を持たせるための分子結合を切断して、再び原材料として使用できる状態に戻す「脱硫再生」、製品の強度を高めるために組み込んだ金属を細かく破砕、除去する「金属分離」などを行っている。

 同社は今後、同技術を同社グループの工場などでも活用し、廃棄物の低減を進めていくとしている。

 

廃棄物削減に向けた同社計画

廃棄物削減に向けた同社計画

ウェザストリップ製品の廃材

ウェザストリップ製品の廃材

破砕し細かくなったゴム

破砕し細かくなったゴム

再生ゴム

再生ゴム

 

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