生活用品事業は20%増収 オカモトの4~6月期

2021年08月11日

ゴムタイムス社

 オカモトの2022年3月期第1四半期連結決算は221億1700万円で前年同期比14・2%増、営業利益は25億3200万円で同31・7%増、経常利益は29億7200万円で同23・0%増、当期純利益は18億3000万円で同11・3%増となった。
 産業用品事業の売上高は140億4600万円で同11・3%増、セグメント利益は9億7200万円で同47・4%増となった。
 一般用フイルムは、新型コロナ飛沫飛散防止用途の特需が落ち着き売上は減少した。工業用フイルムは、海外のコロナ状況の影響で主にステッカー用が売上が減少した。建材用フイルムは、住宅設備関連の復調と床材用の回復により増収となった。壁紙は引き続き住宅着工件数の低迷と老人ホーム施設用の受注減により減収となった。
 自動車内装材は、昨年は自動車メーカーによる大幅減産の影響があったものの、生産台数の回復及び新規受注獲得による効果もあり増収となった。
 工業用テープは、自動車業界向けテープの需要が堅調で増収となった。
 生活用品事業の売上高は80億100万円で同20・0%増、セグメント利益は19億8700万円で同17・3%増となった。
 コンドームは、国内向けはインバウンド需要消失の影響が続き、コロナ禍での外出自粛による影響で売上は減少したが、海外向けは引き続き堅調で増収となった。除湿剤は、小売店で外出自粛による来店客数が低迷した影響もあり売上は微減。手袋は、医療用・産業用での感染症対策の需要が引き続き堅調で売上は増加した。  

 22年3月期通期業績予想は前回発表から変更はなく、売上高は880億円で前期比 1・9%増、営業利益は78億円で同5・7%減、経常利益は86億円で同 12・2%減、当期純利益は57億円で同0・1%増を見込んでいる。

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