独タイヤ検査装置を販売 加藤事務所が代理店に

2021年09月06日

ゴムタイムス社

 ゴム原材料をはじめゴム成形製品、ゴム用機械の販売を行う加藤事務所(加藤進一社長)はこのほど、ドイツの「Carl Zeiss(以下、カールツァイス)製タイヤ検査装置「ZEISS INTACT」の代理店販売をスタートする。
 ZEISS INTACTは、タイヤ内の空気だまりが残っているかどうかを検出するタイヤ検査装置であり、リアルタイムで判定が可能だ。検査方法については、複数のカメラでタイヤの減圧前と減圧後の撮影を行い、画像を比較計算することにより、気泡のある部位を検知する。そして検査結果は、ソフトウェア上にわかりやすく表示されることになっている。
 検査者に特別なスキルは不要であり、データ保存やトレースも可能である。
 同検査装置は基本的に、タイヤのトレッド部とサイド部の測定が可能だが、測定したい部分のみに設定することで、検査速度を速めることもできるという。そのほか反転装置を設置することができ、それによって全自動で全面撮影をすることもできる。
 グローバルでは、多くのタイヤメーカーが同検査装置を設置し、タイヤの生産ラインに広く使用されている。国内では15台以上の実績があり、同社としては、タイヤメーカーへの新設、老朽化への更新、メンテナンスなどの需要を獲得していく。また今後、タイヤ以外の工業用品を扱う企業にも販売していきたいとしている。

Carl Zeiss製タイヤ検査装置「Intact」

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