生産回復で売上8割増 豊田合成の4~6月期

2021年08月02日

ゴムタイムス社

 豊田合成の2022年3月期第1四半期決算は、売上収益が2031億1900万円で前年同期比82・6%増、営業利益が112億6100万円(前年同期は98億900万円の損失)、税引前利益が121億9100万円(前年同期は103億8000万円の損失)、四半期利益が90億2900万円(前年同期は43億2500万円の損失)となった。

 売上収益は、米州や中国、日本等における半導体不足による減産影響はあったものの、全体では前期の新型コロナウイルスによる減産からの生産回復により増収となった。営業利益については、前期のコロナによる減販影響の反動(増販効果等)により増益となった。

 セグメント別では、日本の売上収益は1015億円で同71・3%増、セグメント利益は50億円(前年同期は68億円のセグメント損失)となった。

 米州では、半導体不足や一部地域でコロナによる減産影響はあったものの、前期のコロナによる減産からの大幅な生産回復により、売上収益は602億円で同164・3%増、セグメント利益は31億円(前年同期は32億円のセグメント損失)となった。

 アジアの売上収益は493億円で同37・4%増、セグメント利益は28億円で同172・9%増。

 欧州・アフリカでは、前期のコロナによる減産からの大幅な生産回復により、売上収益は76億円で同182・3%増、セグメント利益は1億円(前年同期は8億円のセグメント損失)となった。

 通期の連結業績予想は、売上収益が8400億円で前期比16・4%増、営業利益が530億円で同45・3%増、税引前利益が535億円で同43・4%増、親会社の所有者に帰属する当期利益が300億円で同14・8%減を見込んでいる。

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