【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情60 脱炭素社会、サステナブルへの動き(後編) 加藤進一

2021年08月02日

ゴムタイムス社

 前回は「サステナブル」の取り組みなどを紹介しました。サステナブルの活動のなかで、「脱炭素化」への取り組みが世界中で注目を浴びています。確かにゴムやタイヤ会社の生産部門で脱炭素化への取り組みは難しいかもしれません。
 なぜならゴム製品を作るには、材料の混練り工程、加硫工程が必要だからです。混練りでは大きなモーターでエネルギーを注入して材料を物理的に混ぜます。大きなミキサーには1500KWぐらいのモーターが内蔵されています。混練りロールにも大きなモーターが必要です。また加硫とは、吸熱反応であり、小型中型の成形プレスには電熱ヒーター(例えば1台に20KWのヒーター)が付いており、大型プレスには重油を原料にしてボイラーで蒸気を発生させ、その蒸気の熱で加硫します。加硫缶も蒸気で加硫します。

 

全文:約1339文字

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー