横浜ゴム タイヤ販売会社買収　中東欧でシェア拡大狙う　

　横浜ゴムは５月14日、同社の欧州事業統括会社であるヨコハマ・ヨーロッパ（Ｙｏｋｏｈａｍａ Ｅｕｒｏｐｅ ＧｍｂＨ）が５月６日、ポーランドを中心とした中東欧諸国でヨコハマタイヤの輸入・卸売りを行う販売代理店であるＩＴＲ ＣＥＥの全株式を取得する契約を締結したと発表した。株式譲渡完了は5月14日を予定しており、その後、社名をＹｏｋｏｈａｍａ ＣＥＥ（ヨコハマ・シー・イー・イー）に変更する。
　同社はこれまでヨコハマ・ヨーロッパと共にポーランドおよび中東欧地域におけるヨコハマタイヤの拡販に取り組んできたが、このたび同社を欧州におけるヨコハマタイヤ販売ネットワークに招くことで、成長市場である中東欧におけるシェア拡大および事業基盤の強化を図る。
　ＩＴＲ ＣＥＥの設立年は２０１５年、資本金は１万ポーランド・ズロチ、売上高は５３５２万ポーランド・ズロチ（２０２０年３月期）、本社所在地は ポーランド・ワルシャワ、従業員数は16名。