ニッタ入社式開催 石切山社長が45人の門出祝う

2021年04月01日

ゴムタイムス社

 ニッタは4月1日、大阪市浪速区の本社でニッタグループの2021年度入社式を開催し、45人のニッタ、ニッタ・デュポン、ニッタ化工品の新入社員を前に石切山靖順社長が祝辞を述べた。
 石切山社長は「今日から皆さんは社会人の一員として、そしてニッタグループの一員として、喜びと将来への希望を持って新たな人生の一歩を踏み出したことと思う。これから大きく成長されんことを心より期待している」と新たな門出を祝った後、「この1年間は、新型コロナウイルスのパンデミックによって、私たちの生活様式は大きく変わった。皆さんも学校生活や就活で、学校に行けず、人に会えず、修学旅行や卒業旅行もままならない大変な不自由さとご苦労があったことと想像する。会社においても、リモートワークやオンライン商談が日常のものとなり、従来の仕組みや考え方が大きく変わった。この変化の流れは感染症対策による一過性のものではなく、ウイズコロナ、アフターコロナにおいてもデジタル化やDXなどの技術革新と相まって、一層加速していくことだろう。私たちは今、大きなパラダイムシフトの中にいる」と説明した。
 続いて、石切山社長は創業者の新田長次郎翁が掲げる「発明・改良・円満」の創業者の精神について触れた後、新中長期経営計画のキーワードは「SHIFT」について述べた。SHIFTとは環境の変化に対応して自らが柔軟に、迅速に変化し続けることだ。私たちは環境の変化を恐れず、変化をチャンスと捉え、スピード感をもって変化に対応していかなければならない。今こそ、創業時から続く、変化に挑戦する熱いDNAを発揮し、ニッタの良き文化を大切にしつつ、皆さんとともに新たな歴史を作りたいと思う。皆さんも、これからそれぞれの職場で、このような前向きな気持ちと熱い思いを世界の仲間達と共有し、それぞれ目指す姿の実現に取り組んでほしい。最後になったがすべての行動のもとになるのが心と体の「健康」だ。また、もう一つは職場での「安全」になる。この「健康と安全」の2つは、どのような時でも、最も優先されるべき重要なこと。このことを是非深く心に刻み心掛けてほしい。

ニッタ入社式様子

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