注目のポリマー関連製品をピックアップVol.6 ㈱二葉科学  「遠赤外線加熱装置」「大型熱風循環式乾燥機DFシリーズ」

2021年03月02日

ゴムタイムス社

*この記事はゴム・プラスチックの技術専門季刊誌「ポリマーTECH」に掲載されました。
*記事で使用している図・表はPDFで確認できます。

注目のポリマー関連製品をピックアップ
Vol.6 ㈱二葉科学  「遠赤外線加熱装置」「大型熱風循環式乾燥機DFシリーズ」

 ㈱二葉科学(千葉県柏市、山岸達也社長)は、環境試験機器や熱処理装置の販売を中心に、ユーザーの要望に応えた高度な環境制御技術・熱処理技術を提供することで、各分野にわたり多くの研究開発・品質管理に貢献している。同社が注力する装置の特長などを同社営業本部・執行役員本部長の重松俊夫氏に聞いた。

遠赤外線加熱装置

──遠赤外線加熱装置について教えてください。
 遠赤外線加熱装置は30年以上前からある装置メーカー様が販売しており、当時弊社はOEMでこの装置を作っていました。その後、そのメーカー様が撤退される時に販売権とメンテナンスも弊社の方で対応するということで譲り受け、製作を開始しました。その以来、二葉ブランドとして、約2000台以上の販売実績があるロングセラーの装置になっています。

──装置の特徴について。
 1番の特徴は、従来の熱風循環式加熱処理に比べて、1/5から1/40の時間が短縮されたことです。実績値で見ていくと、熱風乾燥炉は45分かかりますが、遠赤外線加熱装置は2分で処理します。
 次に、インライン化も可能な点です。たとえば、昨今の新型コロナウィルスの影響で、お客様は省人化する必要がでてきました。その際に、遠赤外線加熱装置は生産ラインにインラインとして組み込め、稼働できるメリットがあります。
 そのほか、熱風循環式加熱処理やボックス炉の中にワークをセットした場合、温度分布のムラが必ず生じますが、遠赤外線加熱装置はトンネルタイプの連続炉になるため、熱源とワークが1:1の処理になり、歩留まりが向上します。製品の品質を高める上で貢献できるのではないでしょうか。
 この装置は汎用装置というより、特殊な装置です。弊社はお客様への提案から始まり、企画、設計まで一貫生産体制で、一品一品丁寧に取り組んでいます。

──どのような業界で使用されていますか。
 遠赤外線加熱装置は多くの業界で使用されております。たとえば、アニール処理では、

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