通期予想を上方修正 日本ゼオンの4~12月期

2021年02月01日

ゴムタイムス社

 日本ゼオンは1月29日、オンラインで決算説明会を開催し、松浦一慶取締役執行役員が21年3月期第3四半期連結決算の説明を行った。
 売上高は2163億400万円で前年同期比10・8%減、営業利益は210億7000万円で同2・2%減、経常利益は229億2500万円で同2・5%減、四半期純利益は174億4500万円で同4・7%増。
 松浦取締役は「第三四半期の売上高はほぼ前年同期並み、営業利益は前年同期を大きく上回った。高機能材料も堅調で、四半期決算として過去最高益を更新した。新型コロナウィルスによる調達・生産への影響はない」と総括した。
 エラストマー素材セグメントは、売上高が1143億9800万円、営業利益は53億1700万円となった。
 合成ゴム関連は、自動車向け中心に需要は回復傾向にあるが、落ち込みを挽回するには至らず減収減益。ラテックスはコロナ禍で医療・衛生用手袋向け需要が予想より拡大した。
 化成品関連は、原料市況に伴い製品価格が下落したため、売上高は前年同期

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