二輪用ツーリングタイヤ発売 ブリヂストンのバトラックス

2020年12月01日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは11月27日、2輪車用タイヤブランド「バトラックス」において、扱いやすさだけでなくウェット性能が向上したスポーツツーリングカテゴリー用タイヤ「バトラックス・スポーツ・ツーリングT32」を2021年2月より発売すると発表した。発売サイズは22サイズ(フロント用10サイズ、リア用12サイズ)で、価格は全てメーカー希望小売価格を設定する。

 「バトラックス」は、1983年の誕生以来、レースやスポーツ、ツーリングをはじめとしたモーターサイクルのカテゴリーに装着できる同社の二輪車用タイヤのブランドで、多くの新車装着タイヤにも採用されており、各モーターサイクルメーカーと共働で、バイクの特長を最大限に引き出すために日々技術革新している。今回発売する「バトラックス・スポーツ・ツーリングT32」は「バトラックス・スポーツ・ツーリングT31」の後継商品として、走るシーンを選ばないスポーツツーリングラジアルとして、あらゆる路面で確かな接地性を発揮し、ライダーが扱いやすく、更にはウェット性能を向上させたスポーツツーリングカテゴリーの商品となっている。

 「バトラックス・スポーツ・ツーリングT32」には、ウェット路面でのトラクションやブレーキ性能、コーナリンググリップを高めるため、「パルスグルーブ」を採用した。溝の形状を脈動形状にするとともに、ディフレクターを設置することで、水の流れを均一化し水の流れる速度が増すことで排水性を高め、従来品対比ウェット制動距離が7%短縮している。また、同社独自技術「アルティメット・アイ」により、接地面での粘着域を従来品対比増加したことに加え、リアタイヤでは接地面積を13%向上し、ドライやウェットなどさまざまな路面での接地感を高め、コーナリングでのグリップ性を向上させた。

 また、中~重量車向けオプションスペック(GTスペック品)をラインアップしている。中~重量車特有の重厚感にマッチさせるために、溝配置・パタン剛性を最適化し、従来品対比摩耗ライフを10%向上させた。

 

バトラックス・スポーツ・ツーリングT32

バトラックス・スポーツ・ツーリングT32

 

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