TPE特集三菱ケミカル TPV新グレードを開発 自動車や建材向けに展開

2020年12月05日

ゴムタイムス社

 三菱ケミカル(東京都千代田区、和賀昌之社長)のガスバリア樹脂や機能性樹脂を扱うパフォーマンスポリマーズ本部の拠点は、16ヵ国30拠点。同事業が扱うTPEは、基幹ブランドの「テファブロック」を中心に、架橋型の「トレックスプレーン」、エアバッグカバー用の「サーモラン」、医療用の「ゼラス」をラインアップする。

 上半期の製品動向によると、サーモランは自動車メーカーに大きなシェアを獲得しているため、自動車業界の動向に左右されやすく「コロナの影響により需要は5月を底に低迷していた。足元は順調に回復し予算比較で9割強まで戻ってきた」(烏星良次機能性樹脂事業部ビジネス1グループマネジャー)と振り返る。

 トレックスプレーンでは、サーモランに比べると自動車用比率は低いものの、自動車業界の影響を受けたほか、建材分野も需要の回復が遅い状況だ。

ZELAS_点滴筒(MCC機能性樹脂)

ゼラスの採用例

 ゼラスについては、医療関係の需要は、国内ではコロナの影響はほとんど受けておらず堅調に推移しているが、「輸出はコロナ禍でお客様の工場がロックダウンの影響で稼働が大幅に低下した結果、4~7月までマイナスの影響を受けた。ただ、9月には前年並みにまで戻ってきた」(服部康平機能性樹脂事業部ビジネス1グループ主任)としている。

 海外拠点の状況について、中国四川省成都にスラッシュ成形用塩ビ「マーヴィーフロー」の新工場は昨年から量産を開始しており、中国経済の回復と同時に需要が回復している。

 昨年買収した米国のアドバンソース・バイオマテリアルズ(ASB社)のTPU事業では、「旧ASB社製品は医療分野のなかでもユニークな製品だ。レ

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TPE特集三菱ケミカル TPV新グレードを開発 自動車や建材向けに展開

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