TPE特集三井化学 射出表皮向けのTPSが高評価 光透過性表皮注目集める

2020年12月05日

ゴムタイムス社

 三井化学(東京都港区、橋本修社長)の熱可塑性エラストマー「ミラストマー」事業の上半期は新型コロナウィルスの影響を受け、主要顧客である自動車生産台数が落ち込んだ結果、厳しい環境となった。

 ただ、足元では上半期の後半から中国が急激に回復を見せ、国内も回復基調になっており、「その要因として、自動車需要が回復したことや3つの新製品が着実に立ち上がり堅調だったことが挙げられる」(機能性コンパウンド事業部ミラストマーグループ 水川 修一グループリーダー)ことから下半期のミラストマー事業は昨年より上回る見込みだ。

 その3新製品は、エアバッグカバー向けのTPO「TAシリーズ」、自動車内装の射出表皮向けTPS「SHシリーズ」、耐油性の新架橋TPV「Aシリーズ」。エアバッグカバー向けのTPOは新型コロナ前から堅調に推移しており、コロナ禍でも影響を受けず、19年の販売と比較しても今年度の販売は伸長しているという。射出表皮向けのTPSは着実に開発が進んでおり、塩ビのパウダースラッシュの代替品として高い評価を得ており、グローバルに顧客から声がかかっている状況だ。耐油ブーツ向けの新架橋TPVは、耐油性とゴム弾性に優れ、シール性も向上し、ノイズや振動を抑えるニーズにも応えている。

 これら新製品の比率は、「ミラストマー」の製品ポートフォリオの中で「現時点で20%に達しており、中計最終年度の25年までに30%達成を目指していく」(同)としている。

 また、新製品の需要増などを受け、22

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