モビリティは減収減益 三井化学の4~9月期

2020年11月12日

ゴムタイムス社

 三井化学は11月11日、21年3月期第2四半期の決算オンライン決算説明会を実施し、中島一取締役常務執行役員(CFO)が説明した。

 IFRS基準による連結売上収益が5369億7900万円で前年同期比20・9%減、コア営業利益は185億7400万円で同53・3%減、親会社所有者帰属利益は96億200万円で同52・8%減となった。
 中島CFOは「新型コロナウィルス感染拡大の影響で、需要の鈍化を大きく受けており、多くの製品で販売が減少した。加えて基盤素材事業でのナフサ価格の下落に伴い、在庫評価損の影響を受けた。この結果、利益項目でいずれも減益となった」と総括した。

 セグメント別で見ると、モビリティはグローバルな自動車生産台数の落ち込みに伴い、販売が減少。そのなかで、機能性ポリマーは、ICT関連需要に的確に対応し、販売は堅調に推移した。この結果、売上収益は1320億円で前年同期比30%減、コア営業利益は82億円で同64%減となった。

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