自動車用品は28%減収 住友理工の4~9月期

2020年11月06日

ゴムタイムス社

 住友理工の2021年3月期第2四半期決算は、売上高が1672億2700万円で前年同期比27・1%減、事業損失が75億4200万円(前年同期は52億2800万円の利益)、営業損失が123億3700万円(前年同期は50億4700万円の利益)、四半期損失は126億5200万円(前年同期は2億9600万円の損失)。
 セグメント別では、自動車用品の売上高は1431億円で同28・6%減、事業損失は77億円(前年同期は45億円の利益)となった。
 地域別では、日本は前期に消費税増税前の駆け込み需要があったことや、コロナ影響から生産台数が減少し、消費意欲も冷え込んだため減収。
 米州、欧州は、積極的な経済活動支援策などにより、当初想定していた生産台数よりも回復が見られたが、生産台数減で減収となった。
 中国は、日系メーカーを中心に自動車販売台数が増加し増収だった。一方、タイは特に輸出向けの生産台数が減少し、減収となった。
 利益面は、中国を除く地域では売上減で減益となった。タイは上期通期で黒字化。中国は、売上増加や収益改善活動の効果により増益となった。
 一般産業用品の売上高は242億円で同16・5%減、事業利益は1億円で同83・6%減。
 プリンター及び複写機向け機能部品はオフィス向けのプリンターや複写機などの出荷台数が減少し、減収となった。
 高圧ホースは中国での景気刺激策による公共事業の増加により、建機の生産台数増で増収だった。
 通期業績予想は、前回の予想を修正した。それによると売上高は3750億円で前期比15・8%減、事業損失は20億円、営業損失は85億円、当期利益は125億円を見込んでいる。

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