ゴム用機械特集 ダイハン コロナ禍で働き方改革進める 電子化・リモート対応加速

2020年10月26日

ゴムタイムス社

 ダイハン(東京都大田区、森大作社長)は国内外のゴム工場の基幹設備には欠かせないゴム用機械の製造・販売を手掛けている。

 20年9月期の需要動向について、同社が販売するゴム精練設備、押出機、成形機の3分野では森社長は「新型コロナの影響で自動車関連が厳しい状況となった。昨年の9月以降から需要が落ち込む気配が見られ、今回の新型コロナでさらに輪をかけて厳しい状況だ。ただし、自動車分野以外の建築土木や医療分野の動きはあった」と振り返り、業績見通しは「前期と比べて大きく変わりそうだ」(同)と想定以上に厳しさが増しているという。

高齢化する熟練工の技術を設備に代替えへ

 国内外比率は前期同様に国内が8割、海外が2割であり、ここ数年この比率はほぼ変わらず、国内外問わず新型コロナの影響を受けている状況だ。

 同社のコロナ対策として、従業員の交代勤務制を取り組んだほか、営業会議は四半期に1度行っているが、4月や7月ともWEB会議を取り入れ、社内の会議は全てWEBに切り替えた。

 同社が取り組んでいる働き方改革を進める上での生産工程の改善や社

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