三井化学の圧電センサー採用 介護支援システムを本格展開

2020年10月22日

ゴムタイムス社

 三井化学は10月13日、同社が開発したフレキシブルな極細同軸線構造の張力センシング基材「PIEZOLA」を採用した、Z―Works社製介護ベッド用バイタルセンサーによる介護支援システム「LiveConnect」の介護施設での本格展開が始まったと発表した。これまで千葉県・沖縄県の4施設で有効性が検証され10施設の導入が決定、今後の全国展開にむけ販売活動を強化する。

 同システム採用のメリットとして、「安否確認のためのフロア巡回を減らすことができ、本当に介護が必要な高齢者に集中することができる」「巡回を減らすことで、介護職員と高齢者の接触機会を減らし、新型コロナウィルス感染症予防対策に有効」「Wi-fi環境不要。電源さえあれば簡単に設置可能で、見てすぐに使えるシステム」の3点が挙げられる。

 PIEZOLAは、高感度、柔軟性のある同軸線構造を生かした接触、振動を検出するセンサーで、その高感度と柔軟性を生かして介護用ベッドの下に配置することで、ベッド上の要介護者のバイタルサイン(脈拍数、呼吸数)や僅かな体位移動等を感知することができる。

 介護支援システム「LiveConnect」はセンサーを高齢者の居室・介護ベッドに設置することで、個々の高齢者の行動や生体データ、異常状態を遠隔から可視化できるシステムで、複数高齢者の状態を一覧で確認できる。

 また、同システムは、「令和2年度 新型コロナウイルス感染症緊急対策 東京都トライアル発注認定制度 認定商品」となった。導入面でメリットが得られることから一層の普及が見込まれる。

 同社は、PIEZOLA採用の本システムの利用拡大を通じ、Withコロナ下で最前線に立たれる介護職員の業務負担削減と安全確保に貢献していくとしている。

 

張力センシング基材PIEZOLA

張力センシング基材PIEZOLA

介護支援システムLiveConnect

介護支援システムLiveConnect