若手作家4名を選出し展示 出光興産、シェル美術賞展で

2020年10月19日

ゴムタイムス社

 出光興産は9月29日、今後の活躍が期待される過去受賞・入選作家を応援する企画「シェル美術賞アーティスト・セレクション2020(以下「SAS2020」)の出展作家4名を決定したと発表した。

 「SAS2020」は、「シェル美術賞」の受賞・入選後も作家を継続的に支援することを目的とした企画展で、シェル美術賞の審査員が選出した若手作家4名の新作・近作を、12月開催の「シェル美術賞展2020」展覧会場内に展示する。9回目となる今回は、池谷保氏、熊谷亜莉沙氏、チョン・ダウン氏、成山亜衣氏を選出した。また、今年度は昨年の「レジデンス支援プログラム2019」に参加した武田竜真氏の展示も併せて行う。

 池谷保氏(角奈緒子審査員推薦作家)は、1982年静岡県生まれ、2008年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了、2015年シェル美術賞入選。

 熊谷亜莉沙氏(藪前知子審査員推薦作家)は、1991年大阪府生まれ、2015年京都芸術大学総合造形領域修了、2013年シェル美術賞入選。

 チョン・ダウン氏(新藤淳審査員推薦作家)は、1989年韓国生まれ、2020年武蔵野美術大学大学博士課程在籍、2016年シェル美術賞入選。

 成山亜衣氏(中井康之審査員推薦作家)は、1983年大阪府生まれ、2009年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程版画専攻修了、2017年シェル美術賞入選。

 武田竜真氏(「レジデンス支援プログラム2019」対象作家)は、1988年熊本県生まれ、2011年・2012年シェル美術賞入選。

 「シェル美術賞展2020」「SAS2020」は、12月9日~21日(15日休館)に国立新美術館展示室1Bで開催予定で、「SAS2020」作品は「シェル美術賞展2020」の展覧会場の一画にて展示される。また、シェル美術賞公式ウェブサイトでは、作家コメント、推薦者コメント、参考作品などを掲載している。

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