EUPライセンス契約締結 宇部興産、荏原環境ら3社で

2020年10月08日

ゴムタイムス社

 宇部興産は10月6日、EUP(Ebara Ube Process)を活用した廃プラスチックのガス化ケミカルリサイクルに関して、共同ライセンサーである荏原環境プラントと共に、日揮グローバルとEUPのライセンス実施許諾権契約を締結したと発表した。

 3社は2019年7月からEUPを通じた協業について検討を進めてきた。今後、世界的にサーキュラーエコノミーに向けた動きがさらに加速していくことが予測される中、同社は廃プラスチックへ積極的に対応している。今後は同ライセンス契約を通じて、ライセンサーとしての立場から廃プラスチックのガス化ケミカルリサイクルであるEUPの普及・促進をはかるとともに、国内外における廃プラスチック対策に積極的に取り組んでいく。

 廃プラスチックのガス化ケミカルリサイクルは、他の手法ではリサイクルが困難である異種素材や不純物を含むプラスチックを分子レベルまで分解し、アンモニアやメタノール、オレフィン等、様々な化学品に再生し、プラスチックやゴム、化学繊維の原料として活用することが可能であり、廃プラスチックリサイクル率の大幅な向上への貢献が期待されている。今回開発したEUPは、廃プラスチックを酸素と蒸気により部分酸化することでガス化し、化学品合成に利用可能な合成ガスを製造するプロセスで、2003年から昭和電工川崎事業所でEUPを採用したガス化設備(廃プラ年間処理量約7万t)が稼働しており、ガス化ケミカルリサイクル用途では世界で唯一の長期商業運転を継続している。