ゴム・樹脂ホース特集 タイガースポリマー  インフラ含む土木分野に注力 ユーザー訪問強化で受注獲得狙う

2020年10月12日

ゴムタイムス社

 タイガースポリマー(大阪府豊中市、渡辺健太郎社長)のホース事業の20年度(20年4~8月)は前年同期比1桁後半の減収となっている。

 分野別では、産業用は半導体関連が好調だったここ数年に比べて動きが鈍化している。製品では半導体関連設備の空調用で使われる耐熱ダクトホースが前年を下回っている。

 家電用は、エアコン用ドレンホースは堅調な販売を示した。クリーナーホースもここ数年の減少傾向に比べると、販売は上向いている。

 土木建築用のデリバリー・サクションホースは、大きな落ち込みもなく安定的に推移している。全国各地で台風・豪雨による被害が発生しているが、同社はこれら地域にホースと加締品を提供し、災害からの復旧に貢献している。

 また、地中電線管路(FEP)の「タイレックスシリーズ」は、メガソーラー(大規模太陽光発電)関連向けの案件が徐々に減少傾向にあり、同シリーズの引き合いは前年を下回る状況にある。同シリーズは「タイレックスST」に加え、スリット加工を施した「スリットタイレックス」を揃えており、ユーザーの用途に応じて提供している。

 コロナ影響によりエンドユーザーへ

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