再生プラの共同研究開始 三井化学、長岡技科大と

2020年09月18日

ゴムタイムス社

 三井化学は9月15日、長岡技術科学大学大学院工学研究科機械創造工学専攻・髙橋勉教授と、プラスチック廃棄物の再利用を促進する革新的な技術の共同研究を開始したと発表した。

 プラスチック廃棄物は、様々な状態のプラスチックの混合物である場合が多く、マテリアルリサイクルにて加熱加工する際、加熱溶融されたプラスチックの流動性が一定ではないため、得られる再生プラスチックが一定の流動性や品質を維持できないことや、用途が限定されるといった問題を抱えている。同共同開発では、加熱溶融されたプラスチックの流動性をインラインで計測・制御を行い、再生プラスチックの品質を安定化させるための技術を3年計画で開発する予定。

 同社は、2018年4月にESG推進室を設置し、ESG要素を経営・戦略に積極的に取り込み、「環境と調和した共生社会」「健康安心な長寿社会」の実現に向けてビジネスモデルの変革を進めている。

 また、2019年3月、新潟県内に新拠点であるデザイン&ソリューションセンターを開設し、国内関係会社の金型製造メーカー共和工業との連携によるものづくりの開発機能を活用したソリューション提案を通じて、持続的に社会価値を創造していくことを目指している。

 長岡技術科学大学は、2018年に国連から国連アカデミック・インパクトにおけるSDGsゴール9(産業と技術革新の基盤をつくろう)のハブ大学に任命されている。SDGsに係る取り組みを牽引する役割を担うハブ大学は、SDGsの各ゴールにつき世界で1大学のみが任命されるもので、東アジアにおける任命は同大学が唯一。同大学は持続可能な世界の実現に向け早くから積極的な取り組みを行っており、国連からSDGsに関する革新的な取組の模範大学として高い評価を受けている。

左より髙橋教授、東学長、三井化学柴田常務、同社伊崎RF

左より髙橋教授、東学長、三井化学柴田常務、同社伊崎RF

長岡技術科学大学

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