PPコンパウンド生産拠点  住友化学、中国に新設

2020年09月17日

ゴムタイムス社

 住友化学は9月15日、中国における自動車材事業を強化するため、江蘇省無錫市にポリプロピレン(PP)コンパウンドの生産拠点として、「珠海住化複合塑料有限公司無錫分公司」(以下、「無錫工場」)を、情報電子化学部門が管轄する住化電子材料科技(無錫)有限公司の敷地内に新設すると発表した。既に設置済である成都の拠点とともに、2021年初めの生産開始を予定している。

 PPコンパウンドは、PPにエラストマーやガラス繊維、無機フィラーなどを混錬し、機能性や剛性を向上させた高性能な材料で、自動車のバンパーや内装材、家電製品などに使われている。中国は、世界最大の自動車市場であり、また、近年の環境規制の強化や安全性向上に関するニーズの高まりを受けて、自動車の内外装向けPPコンパウンドの需要が年々増加している。

 こうした背景から、同社は2016年10月に、中国西部の中心都市である四川省成都市においてPPコンパウンドの生産・販売拠点を新設した。現在、試作および顧客評価を進めている。成都の拠点に続いて、今回、経済成長著しい華中地域の製造拠点として無錫工場を設立することとした。中国で5拠点目となる無錫工場の設置により、中国の自動車メーカーや家電メーカーに対する広い供給網とタイムリーな顧客対応力を生かして、同社のプレゼンスを一層高めていく考え。

 同社は、PPコンパウンドのグローバルな生産・販売体制を通じて、顧客のニーズによりスピーディに対応し、事業のさらなる拡大を進めていくとしている。

 

珠海住化複合塑料有限公司無錫分公司

珠海住化複合塑料有限公司無錫分公司

成都東承住化汽車複合塑料有限公司

成都東承住化汽車複合塑料有限公司

同社PPコンパウンド生産/販売拠点

同社PPコンパウンド生産/販売拠点

 

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