宇部興産らの共同提案が採択 NEDOの研究開発委託事業

2020年09月15日

ゴムタイムス社

 宇部興産は9月11日、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」プロジェクトに係る研究開発委託事業の公募に対し、7年間の計画からなる「データ駆動型統合バイオ生産マネジメントシステム(Data-driven iBMS)の研究開発」を共同提案し、採択されたと発表した。

 同事業は、バイオ生産技術開発の各過程で取得されるあらゆる培養情報をデジタル化・標準化し、統合的に集積・共有できる体制を整え、各開発段階の全体連携を強化することで、バイオ生産の実用化障壁を下げ、社会実装できる確率を格段に向上させることが目的。これによりバイオ産業を活性化し、カーボンリサイクルを実現する持続可能な社会に貢献することを目指す。

 委託期間は2020年度から2026年度の最大7年間。同事業において宇部興産は、NEDOスマートセルプロジェクトで確立された微生物育種技術・代謝設計技術や代謝計測技術などを最大限に活用することで、培養情報をデジタル化・標準化し、新たに資源化できるバイオマスの拡充や工業化に向けたポリマー原料のバイオ生産プロセスを開発する。これらの技術開発を通して、バイオ由来製品の社会実装の加速とバイオエコノミーの活性化に貢献する。

 同プロジェクトでの連携先については、NEDOプレスリリース「バイオ由来製品の社会実装に向け、バイオ資源の拡充と生産プロセス確立に着手」(https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101349.html)に掲載している。

 同社グループは、「UBEグループ環境ビジョン2050」を定め、自然と調和した企業活動の推進に取り組み、2050年までに温室効果ガス排出量の80%削減を目指している。また、中期経営計画「VisionUBE2025~Prime Phase~」の基本方針の1つとして「資源・エネルギー・地球環境問題への対応と貢献」を掲げ、さらなる温室効果ガス排出量の削減や、環境負荷低減に貢献する新たな技術・製品の創出と拡大に取り組んでいくとしている。

 

技術開発のイメージ

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