【多硫化ゴムの種類・成形方法・製造の概要】
有機二塩化化合物と、多硫化アルカリと反応させて得られる合成ゴムで、主鎖に硫黄を含有し、チオコールの名前で呼ばれる。金属酸化物、過酸化物で加硫することができる。固体状、液状、ラテックス状のものがあり、いずれも固有の臭気を持つ。
【多硫化ゴムの特徴(性質・メリット・デメリット)】
① 耐油性、耐溶剤性が合成ゴムの中でももっとも優れており、特にチオコールタイプのものは、膨潤度が小さい。
② 耐オゾン性、耐コロナ性が優れる。
③ ガス透過率が低い。
④ 加工性が悪く、機械的性質が低い。永久歪が大きく、耐寒性が劣り、弾性が低いなどが欠点である。
【多硫化ゴムの用途と応用分野】
▼固体のゴム
▽ホース、ロール、ダイヤフラム、その他ゴム製品
▼液状ポリマー
▽建築物や交通機関のシーラント・キャスティング材、皮革の含浸材、ロケットの固体燃料、デッキコーティングなど
▼ラテックス
▽油の貯蔵タンクの内面コーティング、その樹脂ラテックスとの混合用
