多硫化ゴム(チオコール)|合成ゴム

2020年08月28日

ゴムタイムス社

【開発経緯概略】
有機二塩化化合物と、多硫化アルカリと反応させて得られる合成ゴムで、主鎖に硫黄を含有し、チオコールの名前で呼ばれる。金属酸化物、過酸化物で加硫することができる。固体状、液状、ラテックス状のものがあり、いずれも固有の臭気を持つ。

【性質、加工、その特徴】
① 耐油性、耐溶剤性が合成ゴムの中でももっとも優れており、特にチオコールタイプのものは、膨潤度が小さい。
② 耐オゾン性、耐コロナ性が優れる。
③ ガス透過率が低い。
④ 加工性が悪く、機械的性質が低い。永久歪が大きく、耐寒性が劣り、弾性が低いなどが欠点である。

【新製品への応用と主な用途】

全文:約427文字

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