車低迷で4社が営業損失 自動車部品5社の4~6月期

2020年08月24日

ゴムタイムス社

 自動車用ゴム部品メーカーの21年3月期第1四半期連結決算が出揃った。発表延期のフコクを除いた4社決算をみると、コロナ拡大による減販影響が大きく、ともに減収減益となった。

 ◆豊田合成
 売上高は1112億1400万円で前年同期比46・9%減、営業損失は98億900万円(前年同期は営業利益78億6700万円)となった。
 売上は、中国以外の地域全般で新型コロナウイルスによる減販影響等があり大幅な減収となった。
 営業利益は、昨年12月にドイツの生産子会社を連結から除外したことによる反動等はあったものの、コロナによる減販影響が大きく損失となった。

 ◆NOK
 自動車向けなどが含まれるシール事業は、売上高が521億9600万円で同35・9%減、営業損失は35億6900万円(前年同期は営業利益60億1900万円)となった。
 自動車向けは、国内外の需要が落ちたことにより販売が減少した。一般産業機械向けも、建設機械、工作機、ロボット向け等の需要が落ちたことにより販売が減少した。
 利益面では、人件費・経費の削減に努めたが、販売減少の影響が大きく損失となった。

 ◆住友理工
 自動車用品は、売上高が530億円で同47・5%減、事業損失が82億円(前年同期は事業利益18億円)。販売数量は増加したが、対人民元、ユーロ中心に円高が進行し減収となった。
 地域別では、日本は緊急事態宣言による消費意欲の冷え込みと需要低迷により、販売・生産台数が減少し減収。米州、欧州は、ロックダウン等により経済活動が制限された結果、販売・生産台数が減少し減収。
 中国は、政府による補助金等の政策により販売・生産台数が持ち直してきたが、為替換算のマイナス影響(円高・人民元安)により横ばい。
 タイ、インドは、ロックダウン等により経済活動が制限された結果、販売・生産台数が減少し減収となった。
 地域別の事業利益では、中国を除く地域では売上減少により減益。中国は、販売数量の持ち直しや収益改善活動による効果等により横ばい。

 ◆西川ゴム工業
 売上高は157億4100万円で同37・3%減、営業損失は9億2000万円(前年同期は営業利益21億7200万円)となった。コロナ影響による自動車需要の大幅な減少により、減収となった。
 セグメント別では、日本は、自動車生産の減少などにより減収減益。北米は、自動車生産台数の減少などにより売上高は減収となったが、原価低減活動などにより増益。東アジア、東南アジアは、自動車生産の減少などにより減収減益だった。 

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