コロナ影響で全社減収減益 ベルト3社の4~6月期

2020年08月24日

ゴムタイムス社

 ベルト3社の21年3月期第1四半期連結決算が出揃った。新型コロナウイルス感染拡大を背景に、自動車メーカーが一時生産を休止するなど、自動車の需要減が響き、全社ともに減収減益となった。
 ◆バンドー化学
 売上収益は173億9900万円で前年同期比25・1%減、コア営業利益は8400万円で同93・3%減、税引前利益は3600万円で同11・0%減、四半期利益は900万円で同98・7%減。
 自動車部品事業では売上収益は59億8400万円で同40・3%減、セグメント損失は4億3400万円(前年同期はセグメント利益5億3900万円)となった。
 国内は、補修市場向け新商材や多用途四輪車用変速ベルトの販売が増加したが、自動車生産台数の減少により補機駆動用伝動ベルトや伝動システム製品の販売が減少した。
 海外は、中国で自動車生産台数が好調に推移し、自動車メーカー向け補機駆動用伝動ベルトなどの販売が伸長した。一方、米国およびアジア地域では四輪・二輪車メーカーの減産や操業停止により販売が減少した。
 産業資材事業では、売上収益は76億5900万円で同11・5%減、セグメント利益は5億4800万円で同3・2%増。 一般産業用伝動ベルトは、国内は機械受注減少に伴い、産業機械用伝動ベルトの販売が減少した。 海外は、タイで農業機械用伝動ベルトの販売が増加したが、米国は産業機械用伝動ベルトの販売が減少、中国も農業機械用伝動ベルトの販売が減少した。運搬ベルトは、国内でコンベヤベルトや樹脂コンベヤベルトなどの販売が減少した。

 ◆ニッタ
 売上高は189億6200万円で同9・6%減、営業利益は6億5500万円で同32・4%減、経常利益は11億7700万円で同47・2%減、四半期純利益は9億6600万円で同47・1%減。
 ベルト・ゴム製品事業の売上高は63億1100万円で同5・1%減、営業利益は4億4800万円で同12・3%減。国内は搬送用途や物流業界向けが堅調に推移したが、工作機械向けが低調。海外は物流業界向け、郵便機械向けが好調だった。
 化工品事業の売上高は29億3500万円で同7・5%減、営業損失は4300万円(前年同期は営業利益700万円)となった。

 ◆三ツ星ベルト
 売上高は143億9000万円で同23・1%減、営業利益は10億6000万円で同53・7%減、経常利益は12億900万円で同47・3%減、四半期純利益は9億1400万円で同42・8%減となった。
 国内ベルト事業は、58億9600万円で同15・5%減、営業利益は12億1900万円で31・1%減となった。
 自動車用は、コロナ感染拡大の影響によるユーザー工場の稼働停止や輸出需要が減少し、売上高が減少した。一般産業用は、サプライチェーンの停滞により国内企業の生産活動が大きく落ち込んだ影響を受けた。また搬送ベルトや合成樹脂素材についても同様に売上高が減少した。
 海外ベルト事業の売上高は57億7200万円で同33・3%減、営業利益は4億5500万円で同57・8%減。自動車用は、各国が実施したロックダウンの影響で自動車メーカーの稼働が停止し生産台数が大きく減少したことから、欧米・アジアいずれの地域でも売上高が減少した。
 一般産業用は、中国国内では経済活動の再開による需要の増加がみられたが、その他の地域においては売上高が減少し、OA機器用も同様に減少した。