アクリルゴム(ACM、ANM)|合成ゴム

2020年08月26日

ゴムタイムス社

【開発経緯概略】
アクリルゴムは、アクリル酸エステルを主成分とする合成ゴムの総称で、たとえばエチルアクリレートとクロロメチルビニルエーテルの共重合体(ACM)、n-ブチルアクリレートとアクリロニトリルの共重合体(ANM)、エチルアクリレートとアクリロニトリルの共重合体などがある。加硫は、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘキサメチレンテトラミンなどのポリアミンで行う。ACMやANMは、ポリアミン架橋では架橋率は良いが加工性、耐水性、耐寒性は低い。コストと性能のバランスでその市場を伸ばしている。

【性質、加工、その特徴】
① フッ素ゴム、シリコーンゴムに次いで耐熱性に優れる。
② 高温での耐油性に優れる。
③ 耐候性、耐オゾン性に優れる。

【新製品への応用と主な用途】

全文:約422文字

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