コロナ減販響き減収減益 デンカの4~6月期

2020年08月11日

ゴムタイムス社

 デンカの21年3月期第1四半期連結決算は、売上高が762億3300万円で前年同期比16・1%減、営業利益は44億200万円で同34・8%減、経常利益は50億1100万円で同21・3%減、四半期純利益は41億9000万円で同16・5%減となった。

 一部の電子・先端プロダクツ製品で販売数量が増加したものの、全体的には世界的な景気後退による需要減のため販売数量が減少したほか、原材料価格の下落に応じた販売価格の見直しもあり、減収減益となった。

 セグメントのうち、エラストマー・機能樹脂部門は、売上高が271億2600万円で同31・1%減。新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受け、クロロプレンゴムの販売が自動車産業を中心に全般的に生産活動が停滞したことから、前年を下回った。また、スチレンモノマーやデンカシンガポール社のポリスチレン樹脂およびMS樹脂の販売は、原材料価格の下落に応じた販売価格の見直しを行ったことから減収となった。

 電子・先端プロダクツ部門は、売上高が155億5400万円で同0・3%増。球状アルミナはxEV関連を中心に販売数量が増加し、電子部品・半導体関連分野向け機能フィルムや球状溶融シリカフィラーも、5G関連やデータセンターの世界的な需要の拡大により堅調に推移した。

 生活・環境プロダクツ部門は、売上高が78億5100百万円で同11・1%減。テイクアウト需要の増加により食品包材用シートおよびその加工品の販売は堅調に推移したが、プラスチック雨どいや合繊かつら用原糸「トヨカロン」、工業用テープの販売が前年を下回り、減収となった。

 通期の連結業績予想に変更はなく、売上高は3600億円で前期比5・5%減、営業利益は310億円で同1・9%減、経常利益は290億円で同3・4%減、当期純利益は210億円で同7・5%減を見込んでいる。

 

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