マテリアルは8割増収 帝人の4~6月期

2021年08月10日

ゴムタイムス社

 帝人の2022年3月期第1四半期連結決算は、売上高が2258億8900万円で前年同期比26・1%増、営業利益は172億5400万円で同37・1%増、経常利益は184億4800万円で同48・2%増、四半期純利益は98億円で同72・0%増となった。。
 セグメントのうち、マテリアル事業領域は、売上高が958億円で同77・7%増、営業利益は21億円(前年同期は14億円の損失)となった。このうち、樹脂は堅調な需要環境のもと販売量が増加した。BPAなどの原料価格が高騰した影響を受け、販売価格改定を進めた。複合成形材料はSUV・ピックアップトラックを始めとする米国自動車市場が回復し、米国における自動車部品の販売が大幅に増加した。一方、半導体不足によるOEM生産減の影響や、需給逼迫による原材料価格高騰の影響があった。
 22年3月期通期の連結業績については、第1四半期での順調な進捗を勘案し、売上高について上方修正した。それによると、売上高が9000億円で前期比7・6%増、営業利益は600億円で同9・2%増、経常利益は600億円で同11・8%増、当期純利益は350億円を見込んでいる。

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