PPE/PS系ポリマーアロイ

2020年08月07日

ゴムタイムス社

【PPE/PS系ポリマーアロイの種類・成形方法・製造の概要】
エンプラのポリマーアロイとしてGE社が1966年に最初に生産を始めたものである。ポリマーアロイの中では数少ない完全相溶系のアロイであり、任意の割合で一相に混合することができる。混合比率により80~170℃の幅広い荷重たわみ温度を有するアロイが得られる。
SBR、SEBSなどのスチレン系エラストマーとも相溶性が良く、これらを添加した耐衝撃性グレードは自動車部品などに広く使用されている。

【PPE/PS系ポリマーアロイの特徴(性質・メリット・デメリット)】
① エンプラ系では低比重であり、軽量化に有利である。
② 電気的性質に優れている。エンプラの中ではもっとも誘電率が低く、周波数依存性、温度依存性が少ない。
③ 耐熱水性に優れている。吸水率が小さい。
④ 成形性に優れている。
⑤ 非ハロゲン系による難燃化が可能である。

【PPE/PS系ポリマーアロイの用途と応用分野】
▼自動車部品
▽インストルメントパネル、ルーバーなど
▼OA機器
▽複写機、パソコン、ファクシミリ、プリンターなどのシャーシなど
▼電気・電子部品
▽電話機、ICトレイ、スイッチ、リレー、ソケット、高圧ボビン、アダプター、トランス部品、OA機器ハウジング
▼家電部品
▽ビデオ、オーディオプレーヤー、各種ラジカセ、コーヒーメーカー、加湿器、炊飯器、温風器などのハウジング
▼機械部品
▽カメラ、時計、ポンプ、ファン、水量計など

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