押出成形、射出成形機の技術動向

2020年09月11日

ゴムタイムス社

 

*この記事はゴム・プラスチックの技術専門季刊誌「ポリマーTECH1号」に掲載されました。

特集1 押出成形・射出成形技術の最新動向

総論 押出成形、射出成形機の技術動向

西澤技術研究所 西澤 仁

1 はじめに
 押出成形、射出成形は高分子材料を使用して連続的に製品を製造する成形加工方法として重要な加工技術である。押出成形は、バレル内に設けられたスクリューにより混練可塑化されて押し出され、ダイによって成形される。一方、射出成形は、同じくバレル内のスクリューによって可塑化された材料がピストンによって金型内に高圧で計量、射出成形され金型の形状に加工される工程によって製品がつくられていく(図1、図2)1)。最近、この両加工方式ともいくつかの新しい進歩を遂げてきている。今回はこの両者の最近の進歩を紹介したい。

 

図1-押出機の構成とスクリュー構造

図1-押出機の構成とスクリュー構造

図2-射出成形機の構造

図2-射出成形機の構成

図3-1-代表的な二軸押出機とスクリュー構造

図3-代表的な二軸押出機とスクリュー構造

2 押出成形技術の最新動向
 押出成形は、単軸押出成形と二軸押出成形があるがここでは単軸押出しを主体に述べるとともに、二軸押出についても触れておきたい。二軸押出機は、図3に示すようにバレル内に2本のスクリューが回転する構造を有し、製品成形にはほとんど使用されておらず主としてプラスチックスのコンパウンディングに使用されている1)(図3)。しかし、

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