ポリプラを完全子会社化 ダイセル、新事業開発加速へ

2020年07月27日

ゴムタイムス社

 ダイセルは7月20日、連結子会社であるポリプラスチックスを完全子会社化したと発表した。同社はポリプラスチックスの発行済株式のうち、米化学大手のセラニーズが子会社を通じて保有する全株式(45%)を約1685億円を投じて取得する契約を締結。ポリプラスチックスの完全子会社化により、新事業の開発や導入などを進める。

 ダイセルの小河義美社長は、同日開催した電話会議でポリプラスチックスの完全子会社化に至った理由や今後のポリプラスチックスの事業方針などを説明した。

 小河社長は「ポリプラスチックスに関するセラニーズとの合弁契約は今から60年余り前のことで、当時の世界感に基づいて締結した。ただ、グローバル化が進展する中で、同じポリプラスチックス製品を扱うセラニーズとの関係はここにきて大きく変貌してきた」と言及し、「セラニーズとはガバナンス上やライセンス契約上、その他契約上で様々な制約条件

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