塩素化ポリエチレン(PE-C)

2020年07月03日

ゴムタイムス社

【塩素化ポリエチレンの種類・成形方法・製造の概要】
塩素化ポリエチレンは、ポリエチレンを後塩素化して製造したもので、ポリエチレンの特性に耐候性、耐衝撃性、難燃性、耐薬品性、耐オゾン性を向上させたプラスチックとゴムの特性を備えたポリエチレン系のプラスチックで、熱可塑性エラストマーの一種である。ベースポリエチレンの構造、分子量、塩素化度、塩素化条件などにより、硬質プラスチックから、完全なゴム状に至るまでその物性を任意に調整できる。一般に、塩素含有率20~45%の低塩素タイプ(ゴム的)と、塩素含有率60%以上の高塩素タイプがある。

【塩素化ポリエチレンの特徴(性質・メリット・デメリット)】
① 耐候性に優れ、また充填材の多量配合が可能である。
② ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ABS樹脂、その他のプラスチック材料との混合性が良好で、混合物を難燃性にする。
③ 絶縁耐力が大きい。
④ 耐薬品性が良好で、濃硫酸を除く酸、アルカリおよび各種の水溶液、アルコール、炭化水素に対して安定している。
⑤ 難燃性である。

【塩素化ポリエチレンの用途と応用分野】
▼低塩素化物
▽ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ABS樹脂などの改質剤(耐衝撃性向上、耐候性向上、難燃助剤など)、ルーフィング剤、建材用シーラント、電線被覆、各種薬品ホース、コーティング剤、高分子可塑剤、各種パッキン、ゴムマット、床タイル、シートカバーなど
▼高塩素化物
▽船舶用重防食塗料、グラビアインキ、接着剤、繊維の防水・防炎加工剤など

全文:約654文字

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー