GSC賞「奨励賞」を受賞 三井化学のスタビオ

2020年06月18日

ゴムタイムス社

 三井化学は6月15日、新化学技術推進協会よりGSC賞「奨励賞」を受賞したと発表した。同社における世界初の植物由来のイソシアネートである1,5-ペンタメチレンジイソシアネート(スタビオ PDI)およびそれを用いた誘導体(ポリイソシアネート硬化剤)の開発が高く評価されたもの。

 同賞の受賞者は、同社の山崎聡氏(現在出向中) 、同社研究開発本部合成化学研究所主任研究員の中川俊彦氏、同社研究開発本部研究開発企画管理部シニアアナリストの進藤敦徳氏、同社大牟田工場ファイン製造部長の佐々木祐明氏、天津天寰ポリウレタンの森田広一氏。

 スタビオは、同社が世界で初めて開発した、植物由来のイソシアネートであるPDIおよびそれを用いたポリイソシアネート系硬化剤。主な用途は、自動車用塗料、プラスチック用塗料、粘接着剤など。

 従来のポリウレタン材料にはない耐薬品性、耐傷付き性、高光沢を活かして、塗料や接着剤製品として使用されている。反応性が高いので、低温での硬化あるいは硬化時間の短縮が可能で、省エネルギー化にもつながる。また、植物由来のために環境にもやさしい。軽量で割れにくい透明樹脂や独特の柔らかさがあるゲルなど、新しい質感を求める用途でも開発が進んでいる。

 同社はスタビオの普及を促進することで、再生可能資源を最大限に有効利用する社会実現に貢献していくとしている。

 

受賞した 佐々木氏、進藤氏、中川氏、山崎氏(左より)

受賞した 佐々木氏、進藤氏、中川氏、山崎氏(左より)

 

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