ゴム・樹脂ロール特集 足元の需要は減少傾向 フィルム用は新調案件に力

2020年06月22日

ゴムタイムス社

 日本ゴム工業会・統計委員会(ロール製品関係7社)がまとめた20年1~3月のゴム・樹脂ロール生産実績によると、総合計は110万4392kgで前年同期比0・7%増となり、前四半期(19年10~12月)の同0・2%減からわずかながらプラスとなった。
 用途別に見ると、全体の35・9%を占める印刷用は1~3月の生産量合計が39万6060kgで同1・2%増となり、2四半期ぶりの増加となった。

 ただ、印刷用については、新型コロナウイルス感染拡大による景気悪化の影響を受け、商業印刷向けの受注は減少傾向にある。また、UV印刷用も堅調な伸びがここにきて落ち着いてきた感はある。デジタル化の進展も進む中で、印刷用は厳しい環境下あるといえる。

 また、全体の27・7%を占める製鉄用は、合計で30万5573kgで同4・1%減となり、18年10~12月期以来5四半期ぶり

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