ゴム・樹脂ロール特集 加貫ローラ製作所 19年度売上は前年度並みで着地 芯からの新調や加工案件獲得に注力

2020年06月22日

ゴムタイムス社

 加貫ローラ製作所(大阪市生野区、加貫泰弘社長)の19年度は、売上は前年度並みとなったのに対し、利益は前年度を若干下回った。19年度は、下半期に入りロール市場全体が下降傾向を迎える中で、同社の19年10~12月は現状を維持したが、1~3月は新型コロナウイルスの影響等もあり、受注に減少がみられ、市場は厳しい環境にある。

 分野別に見ると、印刷用は、機械メーカーの落ち込みが影響し、売上全体は数%減となった。用途別では、オフセット用は若干下回ったものの、UV印刷向けは前年並みを維持。また、化粧箱やパッケージ関係で用いられるグラビア用はほぼ横ばいで着地した。

 環境が厳しい印刷用で、若干の伸びを示

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