ダウがドクサと商品化 高性能バイオフィルムを開発

2020年05月19日

ゴムタイムス社

 ダウは5月18日、ストレッチフィルムメーカーのドクサプラストと共同で、よりサステナブルなソリューションの需要増大に応えることを目指した、高性能バイオストレッチフィルムを商品化したと発表した。
 このフィルムには、カーボンフットプリント削減に貢献する再生可能原料が使用されている。

 ドクサプラストの新たなストレッチフィルムシリーズであるリボーンは、再生可能原料であるダウの直鎖上低密度ポリエチレンELITE 5230GC Rエンハンスドポリエチレン樹脂を使用している。この原料は、持続可能な方法で管理されているフィンランドの森林由来の製紙残留物から製造される。他の代替再生可能原料とは異なり、人間の食物連鎖と競合することなく、製造するのに土地を増やす必要がない。

 バイオストレッチフィルムシリーズは、機能性を損なうことなく厚みをダウンサイジングできるよう最適化されている。ドクサプラストは特許取得技術を用いて、積載パレットの安定性を向上させるために高い性能を維持し、包装材を全体的に削減しつつも、4ミクロンまで厚さを抑えた薄いストレッチフィルムを提供する。

 同社のバイオポリエチレンのポートフォリオは、トールオイル由来のバイオナフサを使って製造されるが、これは紙パルプ製造の副産物。バイオ原料を出発点とするこの新しいサプライチェーンは、標準的な化石燃料由来ポリエチレン樹脂よりもカーボンフットプリントを大きく削減できる。また、同社のポリエチレン樹脂製造は、マスバランスアプローチに基づき、ISCC(国際持続可能性カーボン認証)を取得している。

 マスバランスアプローチは、複雑な製造または生産システムにおいてサステナブルな成分の供給源をサポートすることで、諸産業がさらに持続可能となることを後押しする。このアプローチにより、あらゆる段階がトレーサビリティの条件に合致することになる。

高性能バイオストレッチフィルムを商品化

高性能バイオストレッチフィルムを商品化