イソプレンは営業益16%減 クラレの1~3月期

2020年05月14日

ゴムタイムス社

 クラレの20年12月期第1四半期連結決算は、売上高が1369億2700万円で前年同期比3・3%減、営業利益は119億7100万円で同18・2%減、経常利益は113億600万円で同11・6%減、四半期純利益は67億500万円で同10・2%増となった。
 セグメントのうち、イソプレンは、売上高が131億6200万円で同3・4%減、営業利益は31億4000万円で同16・0%減。イソプレン関連は、ファインケミカルで中国向けを中心に出荷が減少した。熱可塑性エラストマーは、米国の需要が堅調に推移したが、アジアの販売は苦戦した。耐熱性ポリアミド樹脂は、電気・電子デバイス用途において中国で先取り需要があり販売量が増加したほか、車載用コネクタ向けの新規採用が順調に進んだ。
 通期連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大が第3四半期以降の業績に及ぼす影響を合理的に算定することが困難なため、2月に公表した業績予想を取り下げ、未定とした。
 なお、ビニルアセテートは、売上高が638億6600万円で同3・6%減、営業利益は83億8700万円で同22・4%減。ポバール樹脂は、世界的な需要の低迷により数量が減少。光学用ポバールフィルムは、昨年後半から続く液晶パネルの在庫調整の影響を受け、前年同期並みの出荷に留まった。PVBフィルムは、主に自動車向けの販売が低調に推移。水溶性ポバールフィルムは、個包装洗剤用途の販売が順調に拡大した。EVOH樹脂は、食品包材用途の販売量が増加したが、ガソリンタンク用途は自動車生産台数減少の影響を受け低調に推移した。

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